・潤滑 … 高速運動するエンジン内部の金属部品を、摩擦による摩耗や焼き付きから守る潤滑作用。
・密封 … ピストンリングとシリンダーのわずかな隙間を塞ぎ、気密性を保つ密封作用。
・冷却 … 燃焼や摩擦によって生じた熱を吸収し、放散する冷却作用。
・洗浄 … エンジン内部に発生した汚れ(スラッジ)を取り込み回収する洗浄作用。
・防錆 … 金属部品に油膜を作り、錆を防ぐ防錆作用。
以上の5つがあり、 上記以外にも『緩衝』『静音』など役割はたくさんあります。
では、なぜオイル交換をする必要があるかというと、
下記に代表されるような条件でオイルが劣化するためです。
・空気に触れるだけでも酸化し成分が劣化する 。
・エンジン内で発生する熱によって劣化する。
・スラッジの回収よって汚れ、劣化する。
・結露などによってオイルに水分が混じり劣化する。
劣化したオイルは役割を正しく果たすことができず、
そのまま使用を続けると場合によってはエンジン不調につながる恐れがあります。
また、オイルフィルターも交換せずに使用を続けると、
フィルター機能が低下しエンジン不調の原因となる可能性があるので、
エンジンオイルと同時に交換を推奨しています。
ちなみに、SEA-DOOのオペレーターズガイドでは、エンジンオイル・フィルターの交換時期は
『年一度シーズン前に、または走行100時間ごと(いずれか早い方)』
と記載されています。
ジェットポイントでも同様の交換時期を推奨しておりますので、
正しい時期に正しいオイル交換を実施しましょう。